いつも御覧いただきありがとうございます。大丸福岡天神店 東館4階時計売場の松尾です。
本日は、GPHG(ジュネーブウォッチメイキンググランプリ)のチャレンジウォッチ賞を受賞し、話題となっている『RAYMOND WEIL(レイモンド・ウェイル)』の最新作「MILLESIME(ミレジム)」をご紹介いたします。
RAYMOND WEIL(レイモンド・ウェイル)
MILLESIME
Ref. 2930-STC-65001 ¥341,000(税込)
※2023GPHG Challenge Watch Prize 受賞モデル
「GPHG(ジュネーブウォッチメイキンググランプリ)」とは「Grand Prix d’Horlogerie de Genève」の略で、年に1度開催される時計業界のオスカー賞とも呼ばれている祭典です。
「最も注目に値する現代の作品を讃え、世界中の時計製造技術を宣伝する」ことを目的に2001年に創設されており、毎年数多くある高級時計の応募の中から各部門の最高峰が決まる栄えある賞となっております。2023年は15部門計90点のノミネートがあり、そのうちの一つ「チャレンジ部門」(小売価格2000スイスフラン以下の腕時計)はセイコーやノモス等の有力候補を含む6つの時計がノミネートされる中、レイモンド・ウェイルの新作ミレジムが同賞を見事受賞しました。
本日は、受賞作となったMILLESIME(ミレジム)についての魅力をお伝えしていきます。
MILLESIMEはフランス語で「ビンテージ」を意味しており、その名の通り、1930年代に流行したアールデコ調のセクターダイヤルがデザインベースとなり、ボックス型のサファイヤクリスタル風防やフラットなベゼルの採用等、クラシックな印象を持つコレクションとなっております。
ケース径が39.5mmと、サイズだけ聞くとビンテージ風の時計にしては大きめのように思えるかもしれませんが、着けてみると薄型で着用感も良く、短めでスタイリッシュなラグや整ったデザインからフォーマルスタイルから日常使いまで多くの場面で着けやすい時計だと思います。
着用感に驚きもありましたが、なによりも驚かされたのは、その価格以上に細部までこだわりぬかれたデザインと仕上げにあります。
ダイヤルは、外側から4層の区切りの中に3つの仕上げ分けがされており、ミニッツトラックの層はシルバー色のスネイル仕上げ、アワートラックとスモールセコンドはホワイト色のなめらかな仕上げ、中央はグレー色のサテン仕上げと、それぞれ異なる技法でつくられており、コントラストがはっきりとしたデザインとなっています。
また、時分針と秒針を見てみると、通常針の先垂れを防ぐために短めに作るブランドが多い中、こちらの時計はそれぞれのインデックスまで先端にかけて細く伸ばしており、全体のデザインと合わせて視認性を向上させています。(しかも分針は先端がダイヤル側に曲げてあり、ディテールへの拘りが感じられます!)
さらに、アワートラックは外側から内心にかけて斜めに低くなるように作られ、逆にミニッツトラックは内側から外側にかけて低くなるように作られているため、シンプルながらも立体感のあるデザインとなっており、綺麗に揃ったサテン仕上げのケースやフラットなベゼルとラグの鏡面仕上げとのコントラストも合わさって薄型ながらも寂しくない存在感を生み出しています。
採用されているムーブメントはパワーリザーブ38時間、28800振動/時のCal.RW4251です。自動巻きで厚さ10.25mmの薄型設計の中にもかかわらず、ここまで細部までこだわり、立体的かつ高級感のあるその作りを30万円台でお楽しみいただける時計はなかなかありません!
2024年には3針タイプで新色も登場しており、今回ご紹介したスモールセコンドタイプはシルバー、グレーの2色、中3針のタイプはグレー、ブルー、サーモン、シルバー(RG PVD加工ケース)の4色と、多彩なバリエーションからお選びいただけます。
レイモンド・ウェイル大丸福岡天神店では豊富な品ぞろえにてお客様のご来店をお待ちしております。世界が認めた一本をぜひ店頭でご覧くださいませ
◆商品詳細はこちらから→https://watch-fukuoka-tenjin.com/product/raymond-weil/millesime/p-2930-stc-65001/