昨今の時計市場はブランド問わず注目を集めるモデルが入手困難になるケースが多く、今回ご紹介するモデルも2021年の新作ながら昨年は店頭に並ぶことがなかった人気モデルです。
2022年の春を迎え、ようやく店頭展示が出来るようになってきましたので、本日はオメガの『シーマスター300 コーアクシャル マスター クロノメーター 41mm』をご紹介したいと思います。
OMEGA/オメガ SEAMASTER 300 CO-AXIAL MASTER CHRONOMETER 41 mm(Ref.234.30.41.21.01.001) ¥825,000(税込)
もし上記の写真をご覧いただいて既視感を覚えた方がいらっしゃしましたら、その感覚は間違っていません。というのもこのモデルは、1957年に発表された初代「シーマスター300」をベースにデザインされたモデルなのですが、これまでにもさまざまな形で復刻されているのです。
ではこれまでの復刻モデルとは何が違うのか…。
大きなデザインの特徴は、文字盤の下にスーパールミノバを塗布したもう一つのプレートをセットすることで立体感を生むサンドイッチ構造と、1960年代に使われていたオープンスタイルのアラビア数字を使用することでヴィンテージ感を高めている点です。
さらに、文字盤上の表記を減らし、クラシックな「Seamaster 300」とブランドロゴのみがプリントされたシンプルなデザインを採用している点も大きな特徴の一つだと言えます。
ケースサイズは41㎜とこれまでのサイズと変更はありませんが、若干の薄型化を実現。より着用感を高める工夫がされています。(着用写真は腕周り15㎝)
また、パティーナ加工が施された黄色味がかった夜光は針、インデックスのみならず、ベゼルにも塗布されており、暗闇での視認性を確保してくれています。
さらに今作では、007限定モデルで採用されたシュウ酸アルマイト処理を施したベゼルを採用。硬く摩耗に強い表面処理ながら、ダイヤルうやインデックスのヴィンテージ感を損なわないマットな質感のベゼルです。
搭載するムーブメントについては、実用性の最高峰とあって説明すると長くなるため要点のみまとめめますが、
①磁気に強い:MRI(15000ガウス)にも耐えうる圧倒的な耐磁性
②メンテナンス性が高く、維持しやすい:コーアクシャル機構によりオーバーホールの推奨期間が延長(約7年前後)
③圧倒的な精度:マスタークロノメーター認定により掲載精度が0~5秒という高精度を実現
の3点が大きな特徴です。
特に①においては、時計の故障要因として非常に多く報告されている「磁気帯び」をほぼ皆無にする圧倒的なスペックを実現しており、日常生活での磁気を気にすることなく使用できるという点では他ブランドの追随を許さない完成度を誇ります。
昨今の復刻ブームとは一線を画し、完成されたデザインと完成されたウォッチメイキングを見事に融合させた時計です。また、同価格帯のみならず、さらに上の価格帯を含めても実用性において最高峰であることに間違いありません。
オメガの魅力を十二分に堪能いただける最新作を、ぜひご自身の目で一度ご覧いただければと思います。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
◆商品詳細はこちらから→https://watch-fukuoka-tenjin.com/product/omega/seamaster/p-234-30-41-21-01-001/