いつも当サイトをご覧いただきありがとうございます。大丸福岡天神店 東館4階時計売場の甲斐です。
本日は、大丸福岡天神店がブティックとして展開する『Grand Seiko(グランドセイコー)』より「エボリューション9コレクション “テンタグラフ”(SLGC001)」をご紹介します。
Grand Seiko/グランドセイコー Evolution 9 Collection “TENTAGRAPH” Ref.SLGC001 ¥1,815,000(税込)
今や国内のみならず世界的に高い評価と人気を集める『グランドセイコー』ですが、実は機械式のクロノグラフはこの“TENTAGRAPH(テンタグラフ)”が同社初となります。
名前はこの時計の4つの特徴を由来としており、
・Ten beat per second(振動数:10振動/秒)
・Three days(パワーリザーブ:3日間)
・Automatic(駆動方式:自動巻)』
・Chronograph(特殊機構:クロノグラフ)
上記4つから「TENTAGRAPH(テンタグラフ)」と名付けられました。
ブランドカラーのブルーで彩られたダイアルには、岩手山の山肌からインスピレーションを得た繊細なパターンがデザインされており、星々が煌めく夜の岩手山を表現しています。
また、「エボリューション9コレクション」におけるデザインの特徴ともいえる幅の広いインデックスは健在で、分針よりも時針が幅広くデザインされる特徴もそのまま引き継いでいます。
スタンダードな3レジスターのクロノグラフですが、インダイヤルは前述の文字盤全体の装飾と異なる仕上げを採用し、文字盤全体を二層構造にすることで視認性と審美性を両立させています。
また、デイトディスクも文字盤と同じブルーで色付けされており、全体のイメージを出来るだけ邪魔しないよう4時と5時の間に配置されています。
ブラックセラミック製のベゼルをよく見てみると、文字盤に対し水平にデザインされたメモリ部分に同心円状のヘアライン仕上げ、傾斜を描く数字部分にポリッシュ仕上げ…というように異なる仕上げが施されており、見れば見るほどそのディテールへの拘りに驚かされます。
そんなディテールにこだわったブランド初の機械式クロノグラフに搭載されるのムーブメントは自社製のCal.9SC5です。
細かな特徴までご紹介すると文量がとんでもないことになりそうですので、詳しく知りたいという方がいらっしゃいましたらぜひ以下URLよりご覧ください。
スペックとしては平均日差+5~-3秒、携帯精度 日差+8~-1秒、持続時間(パワーリザーブ) 約72時間、振動数 36,000振動/時(10振動/秒)というハイスペックなムーブメントで、世界最高峰の自動巻クロノグラフだと自信をもっておすすめできる完成度です。
正直、腕周り15㎝の細腕である私にはやはりちょっと大きい気もしますが、16㎝ほどの腕周りがあればカッコよく着けこなしていただけるのではないかと思います。
厚みも15.3㎜とかなりの存在感ながらケース全体にブライトチタンを採用することで、見た目からは想像がつかない軽量化と着用感を実現。オンオフ問わずデイリーユースで永くご愛用頂けます。
2023年のグッドデザイン賞を受賞していることもあり、機能面だけでなくデザインとしてもすぐれたクロノグラフとして認められたグランドセイコー初のクロノグラフ「テンタグラフ」は、挑戦でありながら非常に高い完成度を実現した名作として世界中で高い評価を受けています。
気になった方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度実機を腕に載せてその魅力をご体感ください!